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腎臓専門外来

腎臓の働き

腎臓は、腰のあたりに左右に一つずつある、そら豆のような形をした握りこぶし大の臓器です。
小さく見えますが、体の中の環境を一定に保つための「高性能なフィルター」のような、とても重要な働きを担っています。

  • 血液をきれいにする(老廃物の排出):体の中を巡った血液から、不要になった老廃物や毒素をこし取り、尿として体の外へ追い出します。
  • 水分や塩分のバランスを保つ:体の中の水分量や塩分の濃さをちょうどいい状態に調節します。
  • 血圧をコントロールする:血圧を上げる、または下げるホルモンを出して、血圧を一定に保ちます。
  • 血液や骨を作る手助けをする:を作るよう命令を出すホルモンや、骨を強くするビタミンDを作っています。

腎不全とは

腎不全とは、何らかの原因によって腎臓の働きが正常の30%以下にまで落ちてしまい、体が本来の調子を保てなくなった状態をいいます。
腎不全には、大きく分けて次の2つのタイプがあります。

急性腎障害(急性腎不全)

脱水や薬の副作用などが原因で、数日間のうちに急激に腎臓の働きが悪くなる状態です。原因を早く突き止めて治療すれば、元の状態に回復することが期待できます。

慢性腎臓病(慢性腎不全)

糖尿病や高血圧などの生活習慣病、あるいは免疫の病気などが原因で、数カ月から数年単位でゆっくりと腎臓の働きが低下していく状態です。

治療

一度失われてしまった腎臓の機能を、完全に元の状態に戻すことは残念ながら困難です。そのため、治療の主な目的は「これ以上、腎臓の働きを悪化させないこと」になります。

1. 生活習慣の改善と食事療法

腎臓への負担を減らすために、最も基本となる治療です。

  • 減塩:塩分のとりすぎは血圧を上げ、腎臓に大きな負担をかけます。
  • 食事の調整:進行度に合わせて、タンパク質やカリウム(生野菜や果物に多く含まれる成分)の摂取量を調整します。

2. お薬による治療

血圧を適切にコントロールする薬や、体の中に溜まった余分な水分を出す薬(利尿薬)、腎臓を守るための特別な薬など、患者様の状態に合わせて処方します。

3. 腎代替療法

病気がさらに進行し、腎臓がほとんど働かなくなってしまった(末期腎不全)場合に行う治療です。働かなくなった腎臓の「代わり」を担います。人工透析(血液透析、腹膜透析)や腎移植などがあります。

受診をお考えの方へ

腎臓の病気は、「早期発見・早期治療」が何よりも大切です。健康診断で「尿タンパク」や「クレアチニン(腎臓の数値を表す項目)」の異常を指摘された方は、症状がなくても、ぜひ一度当院の腎臓専門外来にご相談ください。

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